成蹊大学 映像情報研究室
所属
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映像情報研とは?
映像情報研究室は、一般的な映像機器で使われている映像信号処理に関する研究や画像創生・加工に関する研究を行っています。研究ではPC上で信号処理プログラムを作り、映像を処理していますが、見た目の画質を良くすることが目標となります。研究成果は、映像の創生・記録・伝送・表示システムに広く使われます。
記事と動画
研究内容(例)
映像情報研究室は、映像機器や映像制作に活用可能な信号処理技術について研究しています。映像放送システムをトータルで検討し、送り側から受け側までの総合的な高画質化を目指しています。現在の大きな研究テーマは以下の4種類です。
動画像符号化
動画像符号化技術も成熟期を迎え、ディジタル放送やDVDで使われているMPEG-2は、毎年数億台の機器に搭載されています。そして、地上波のモバイル向け放送(通称1セグ放送)で採用となったH.264(MPEG-4AVC)に至り、基本的な処理としてはかなりの完成度となりました。一方、実際に人が見てきれいに見えるための主観画質の考慮は、まだ十分とは言えません。MPEGの利用が進むにつれ、ブロック歪やモスキートノイズといった符号化固有の画質劣化も問題視されており、符号化効率のみならず、主観的な画質に優れた符号化手法の研究をする必要があります。
画像構造変換
映像のディジタル化・ハイビジョンの普及に伴い、動画像フォーマットも多肢に渡り、これらの相互変換の必要性が増しています。また、LCD(液晶)やPDP(プラズマ)など、新しいタイプのディスプレイでは、表示フォーマットを順次(プログレッシブ)走査にする必要があります。さらにLCDにおいて輝度を下げずに動きぼけを軽減するためには、フレームレートを上げることが有効です。このように、映像分野において、画像のフレームレートや走査構造を変換する画像構造変換の重要性が急激に増しており、緻密な動き補償処理を用いた高画質な変換技術が望まれています。動画像における変換要素は次の通りになります。
画質評価・改善
画質に関する研究は静止画像においてはかなり進展しました。しかし、動画像で、特にフレームレートと動きのスムーズさの関係はまだ良く分かっていません。従来のテレビシステムは、画像レートと表示レートが同一で、表示のフリッカ(ちらつき)検知限から画像レートが決まっていました。動き補償フレーム補間技術が進歩した現在では、本質的にどの程度の画像レートが必要か探求されるべきです。そのため、画像レートと画質の関係を主観評価と客観評価の両面から探っています。
コンピュータ グラフィックス
近年、テレビ、映画、ゲームなどコンピュータグラフィックの画像を見る機会が非常に多く、現実のものと見間違えるほどです。また、現在では、医学、建築いろいろな分野にその技術が使われております。その中で、リアリティの高い映像を作り出すための研究やインタラクティブに映像を作り出すために研究などを行っております。そして、いろいろな分野において応用していくための研究も行っています。
論文(例)
杉山 賢二・山添 崇:「淡色カラーフィルタを用いた撮像方式の偽色軽減処理」, 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.120, No.133, IMQ2020-2, pp.5-8, 2020.8
MR 空間におけるわかりやすい インタラクションの検討 第26回日本バーチャルリアリティ学会大会 表柚希, 梶田悠, 杉山賢二, 山添崇